正負の数の四則混合計算は、中学数学の基礎となる重要な単元です。ここでは、正負の数を含む足し算、引き算、掛け算、割り算が混ざった計算の方法を学びます。
四則混合計算がしっかり理解出来ていない場合は小学校の計算ドリルで復習しましょう。計算のきまりのプリント
学習のポイント
計算のきまり
四則混合計算を行う際は、以下の順序で計算を進めます:
- かっこ( )の中を最初に計算します。
- べき乗(累乗)の計算をします。
- 掛け算と割り算を左から順に計算します。
- 最後に足し算と引き算を左から順に計算します。
正負の数で特に注意すべきポイント
- 符号の規則を覚える:
- プラス×プラス=プラス
- マイナス×マイナス=プラス
- プラス×マイナス=マイナス
- マイナス×プラス=マイナス
よくある間違いパターン
🚨 間違い1:計算の順序の無視
間違い:(-6) - (-9) × (-1) = (-6 + 9) × (-1) = 3 × (-1) = -3
正解: (-6) - (-9) × (-1) = (-6) - 9 = -15
掛け算を先に計算してから引き算をしましょう。
🚨 間違い2:符号の混乱
間違い:(-2)² = -4
正解: (-2)² = 4
(-2)²は「-2を2回掛ける」なので、(-2) × (-2) = 4
🚨 間違い3:括弧内の計算ミス
間違い:{(-4) - (-7)} × (-2) = {-4 - 7} × (-2) = (-11) × (-2) = 22
正解: {(-4) - (-7)} × (-2) = {-4 + 7} × (-2) = 3 × (-2) = -6
引く負の数は足す正の数になる!
🚨 間違い4:分数の符号処理
間違い:(-2/3) × (-12) = -8
正解: (-2/3) × (-12) = 8
負×負=正を忘れずに!
確実に正解するためのコツ
- 一つずつ順番に計算:急がず、計算順序を守って一歩ずつ
- 符号を意識して書く:計算過程で符号を明確に書き出す
- 検算の習慣:答えが出たら逆算や別の方法で確認
- 分数は約分を最後に:計算途中での約分ミスを防ぐ
- 分配法則を使いこなす: a(b + c) = ab + ac
- 掛け算と割り算の順序: 左から順に計算します。例:12 ÷ 3 × 2 = 4 × 2 = 8
- 小数や分数が含まれる場合: 小数や分数が含まれる場合: 計算順序は同じですが、小数点の位置や分数の約分に注意しましょう。
四則混合計算は、数学の多くの分野の基礎となる重要な単元です。正確に素早く計算できるよう、繰り返し練習することが大切です。計算に自信がない場合は、小学校の計算ドリルで基礎からの復習をおすすめします。
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計算規則
四則計算の基本。分配法則などの計算
四則混合の計算1
標準的な問題です。
四則混合の計算2
複雑な計算問題も含まれています。