室町時代は、鎌倉幕府がほろびた後の建武の新政から、足利氏が京都に室町幕府を開き、応仁の乱をへて戦国時代へ移っていくまでの時代です。二つの朝廷の争いから幕府の成立、将軍の力がおとろえて下剋上が広がるまでの流れをつかむと、戦国大名が登場した理由が見えてきます。明・朝鮮・琉球・蝦夷地との交流、産業の発達と民衆の自治、金閣と銀閣に代表される文化についても合わせて学習していきます。
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学習する内容
建武の新政と南北朝の動乱
- 1334年 後醍醐天皇が建武の新政を始めるが、武士の不満が高まり、2年ほどでくずれる
- 1336年 足利尊氏が京都に新しい天皇を立て(北朝)、後醍醐天皇は吉野にのがれる(南朝)
- 1338年 足利尊氏が征夷大将軍に任命され、京都に室町幕府を開く
- 二つの朝廷が争う中で、守護は国全体を支配する守護大名へと成長する
室町幕府のしくみ
- 1392年 足利義満が南北朝を統一する
- 将軍の補佐役として管領が置かれ、関東を支配するために鎌倉府が置かれる
東アジアとの交流
- 1368年 中国で漢民族が明を建国する。このころ倭寇が中国や朝鮮半島の沿岸をあらす
- 1392年 李成桂が高麗をほろぼして朝鮮国を建て、ハングルがつくられる
- 1404年 足利義満が、勘合を用いた日明貿易(勘合貿易)を始める
- 1429年 尚氏が沖縄島を統一し、首里を都とする琉球王国を建て、中継貿易で栄える
- 蝦夷地ではアイヌ民族が十三湊の安藤氏と交易を行い、1457年にコシャマインが戦いを起こす
産業の発達と民衆の自治
- 二毛作が広がり、牛馬による耕作や水車を使ったかんがいが行われる
- 定期市が月6回開かれるようになり、宋銭や明銭が使われる
- 馬借や問が物資を運び、土倉や酒屋が金貸しを営む
- 商人や手工業者が座をつくり、営業を独占する
- 農村では惣がつくられ、寄合で村のおきてを定める
- 1428年 正長の土一揆が起こり、農民が徳政令を求める
応仁の乱から戦国時代へ
- 1467年 将軍足利義政のあとつぎ問題などから応仁の乱が起こる
- 家来が主人に打ち勝つ下剋上の風潮が広がる
- 1485年 山城の国一揆が起こり、8年間の自治が行われる
- 1488年 加賀の一向一揆が起こり、約100年間の自治が行われる
- 戦国大名が分国法を定め、城下町をつくる
室町時代の文化
- 1397年 足利義満が金閣を建てる(北山文化)
- 観阿弥・世阿弥が能を大成し、能の合間に狂言が演じられる
- 1489年 足利義政が銀閣を建てる(東山文化)。書院造が取り入れられる
- 雪舟が水墨画を大成する
- 「一寸法師」などの御伽草子が民衆に読まれる
学習のポイント
- 足利尊氏・足利義満・足利義政は、それぞれ何をした将軍かをセットで整理しましょう。
- 京都と吉野、十三湊、加賀は、白地図で位置を確かめながら覚えましょう。
- 金閣と銀閣は、建てた将軍・文化の名前・建築様式を表にして比べましょう。
- 記述問題は、指定された語句を必ず使って書く練習をしておきましょう。
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