斜面上の物体の力のつり合いと3力のつり合いの問題です。
作図の問題がよく出題されますので、作図の練習をしておくようにしてください。
斜面上の物体のつり合い
物体にはたらく重力を2つの力(斜面にそう分力と斜面に垂直な分力)に分解します。
作図する時は、重力の作用点から斜面に平行な線と斜面に垂直な線を引き、重力を対角線とする平行四辺形を作ります。この時の平行四辺形の2辺が求める分力になります。
*斜面に垂直にはたらく力は垂直抗力とつりあいます。
斜面の傾きを大きくする
斜面の傾きを大きくすると、斜面にそう力は大きくなります。
*作図して確かめてみましょう。
3力のつり合い
下の図のように300gのおもりが天井から糸につるされています。
この時Aの糸とBの糸がおもりをひく力を作図します。
おもりに働く重力と、一直線上で向きが反対方向に同じ長さの補助線を引きます。
重力と反対方向につり合う線を対角線とする平行四辺形を作図して、分力を作図します。
赤の矢印がAとBが糸を引く力になります。
*おもりを1人で持ち上げるより、2人で斜めから持ち上げる方が力が小さくなることを、作図して確かめてみましょう。
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