地層のできかた、堆積岩についての問題です。
重要事項を理解して覚えていれば学習しやすい単元です。基本的なことを図でしっかり説明できるように学習してください。
基本のポイント
地層のできかた
かたい岩石が、気温の変化や風雨のはたらきによってもろくなることを風化といいます。
もろくなった岩石は、流れる水のはたらきなどによりけずられていきます。この働きを侵食といいます。
けずりとられた粒が河川などの流れる水によって運ばれるはたらきを運搬(うんぱん)といいます。
下流部で流れがゆるやかになると、運ばれた土砂が堆積(たいせき)します。
これによって地層が形成されます。
下図のAのような川が山地から平地に出るところにつくられる扇型の平らな地形を 扇状地(せんじょうち)、Bのような河口につくられる三角形の低い地形を三角州(さんかくす)という。
堆積した土砂
流れる水のはたらきで、海や湖まで運ばれてきた土砂は粒の大きいものから海岸近くに堆積します。
れき→砂→泥 の順に堆積する。
堆積岩
堆積した土砂などは押し固められ堆積岩と呼ばれる岩石となります。
れき岩
砂岩
泥岩
粒の大きさは れき岩>砂岩>泥岩
れき岩・砂岩・泥岩はルーペでその表面を観察すると粒が丸みを帯びています。これは流れる水のはたらきで、角がまるくなったからです。
凝灰岩
火山灰が押し固められてできた岩石を凝灰岩(ぎょうかいせき)といいます。当時、火山の噴火があったことがわかります。
石灰岩
サンゴの骨格や貝殻などが堆積してできたもの。
主成分として炭酸カルシウムを含むので、うすい塩酸と反応して二酸化炭素を発生させます。
チャート
動物の殻や骨片が海底に堆積してできたもの。主成分は二酸化ケイ素(石英)
うすい塩酸を加えても反応しません。
化石
示相化石 化石をふくむ地層が堆積した 当時の環境 がわかる化石です。
*サンゴやアサリ,シジミなど。
示準化石 化石をふくむ 地層が堆積した時代 がわかる化石です。
*三葉虫やアンモナイト
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*問題は追加する予定です。