地層の柱状図のみかた、問題プリントです。
テストや入試でもよく出題されますので、基本的なことを学習し、自分で柱状図を書いて学習するようにしてください。
学習のポイント
柱状図とは
柱状図とは「地層の重なりを表した図」です。
下のような地層の山があります。この山の頂上(地点Aとする)からの柱状図を書くとすると、山の左にある「A」のような柱状図になります。
複数箇所を抜き出す(地点A,地点B,地点C)と次のようになります。
地層の年代を特定する
地層は下にいくほど古くなります。
地層のつながりがわかる
火山灰の層を見つけて、その上下の層の種類が同じだったらつながってると推測できます。
地層の中に凝灰岩があると、火山の噴火が起きた時期がわかります。
2つの柱状図から凝灰岩が見つかったとき、凝灰岩が含まれている地層同士は繋がっていると考えることができます。
この地層のつながりがわかる層をかぎ層といいます。
*地層A,Bは繋がっていたと分かる。
海の深さがわかる
下の地層は「泥→砂→れき」と地層が新しくなるにつれて変化しているので時代が新しくなるにつれて海の深いところから浅い所へと変化していると分かる。
標高と柱状図の問題の解き方
下の柱状図Aは、ある山の標高170m地点から柱状図Bは同じ山の標高120m地点のものであるとき、
C地点の標高150mの柱状図を書きます。
図が地表からの深さになっているので、標高と高さを合わせ直す必要があります。
*この場合右側に標高の目盛りを書いてみると分かりやすくなります。
↓標高を揃えた図は次のようになります。
C地点の柱状図は以下のようになります。
このような柱状図を標高でそろえた図を書く練習をしてから、いろいろな問題を解いてみるようにしてください。
地層が傾いているかどうか
下のような標高130mの地点Aと標高150mの地点Bの柱状図があったとします。
上の標高と柱状図の問題の解き方と同じように標高に合わせて柱状図を書きます。
色をつけた部分の地層がAの方が50m低くなっていることがわかります。
BにたいしてAはほぼ北にあるので、この地層は北に向かって低くなっていることが分かります。
*矢印の方向に向かって低くなる。
練習問題をダウンロードする
画像をクリックするとPDFファイルをダウンロードできます。
*問題は追加する予定です。