入試でよく出題される記録タイマーの実験から速さを求める問題です。
計算問題もよく出ますので練習問題でしっかり学習しておいてください。
基本事項
記録タイマーは一定の時間の間隔で紙テープに点を打つ器具です。
西日本では1秒間に60回、東日本では1秒間に50回打点します。
*西日本と東日本では交流電源の周波数の違いがあり、東日本では50Hz、西日本では60Hzの交流電流が送電されています。
このため東日本では1秒間に50回打点し、西日本では60回打点することになります。
入試では住んでいる地域に合わせた打点で問題が出されることが多いようです。
打点の読み取り方を確認する
打点された紙テープは西日本では6打点ごとが、東日本では5打点ごとが0.1秒に移動した距離となります。
打点を数えるときは「・と・の間の数」になります。*5打点なら・と・の間が5つ
1秒間に50打点の場合
1秒間に60打点の場合
5打点、6打点で切ると、0.1秒で進んだ距離から速さを計算しやすくなります。
1秒間に50打点ののとき下のように区切って0.1秒間の間の長さをはかります。
上の場合速さは 3.5(cm)÷0.1(秒)=35cm/s となります。
運動の様子を読み取る
記録テープを読み取ることで運動の様子が分かります。
打点の間隔が一定 →速さが変わらない運動
打点の間隔がだんだん大きくなる →速さがだんだん速くなる運動
打点の間隔がだんだん小さくなる →速さがだんだんおそくなる運動
テープを切り取って貼ってグラフを作る
1秒間に50打点する場合
5打点ごとに切って下のようなグラフを作ります。
各テープの長さが0.1秒間に移動した距離になり、0.1秒ごとの速さの変化を知ることができます。
練習問題をダウンロードする
*画像をクリックするとPDFファイルをダウンロード出来ます。
*問題は追加する予定です。
記録タイマーの基本
記録タイマーと速さ
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