三平方の定理では、特別な直角三角形辺の比を使って、三角形の辺の長さなどを求めることが出来ます。
基本事項をしっかり覚えて、素早く計算出来るように練習することが大切になります。
基本事項
次の3つの直角三角形の辺の比を覚えてください。
30° 60° 90°の直角三角形の辺の比
この形はは三角定規の三角形です。正三角形の半分になります。(正三角形の高さを求めるのにも利用します。)
1:2:√3 をしっかり覚えてください。
45° 45° 90° の直角二等辺三角形
直角二等辺三角形です。正方形の半分になりますので、正方形の対角線の長さを求めるのにも利用します。
1:1:√2 をしっかり覚えてください。
辺の比が3:4:5になれば直角三角形になる
3つの辺の比が3:4:5になれば直角三角形になります。(三平方の定理に当てはめればすぐに証明出来ます)
これを用いれば斜辺以外の長さが 300cm 400cm の直角三角形であれば 斜辺の長さは500cmとすぐに求めることが出来ます。
また、証明問題で直角三角形を見つけるときにも使いますので、しっかり覚えておいてください。
練習問題をダウンロード
*辺の長さは慣れていないうちは比例式を使って求めてください。慣れてきたら暗算でも素早く求められるようにしましょう。
*問題は追加しますのでしばらくお待ち下さい。
特別な直角三角形の辺の比1
基本的な問題です。