地球の公転と最座の移り変わりの問題です。
公転の向き、季節の移り変わりの順番、各季節の見える星座、見えない星座、星座の方角などがよく出題されます。
図を使って自分で説明できるように学習してください。
学習のポイント
地球の公転の向きと季節の移り変わり
地球は太陽のまわりを1年で1周しています。
*1ヶ月では 360°÷12(ヶ月)=30° 約30° 動いています。
公転の向きは北極側から見ると反時計回り(自転の向きと同じ向き)になります。
北極が太陽の方向に傾いているとき、北半球の季節は夏になります。
北半球の夏の場所を確認してから 反時計回りに夏→秋→冬→春 と移り変わります。
地球の公転と見える星座
星は地球の公転によって、季節によって見える位置が異なってきます。
このような見かけの天体の動きを天体の年周運動といいます。
下の図で夏の位置では おうし座は太陽と同じ位置にあるので1日中見えません。
さそり座は太陽と反対の方向にあるので一晩中見ることが出来ます。
下の図で季節ごとの星座の見える方角を考えてみましょう。
夏の位置ではさそり座は真夜中に南中します。みずがめ座は明け方に、しし座は日没直に南中します。
秋、冬、春の位置でそれぞれ見える星座と時間をまとめて、ノートに整理してみましょう。
時刻ごとの見える星座の問題もよく出題されます。下の例で確認してください。
地球が秋の位置にあるとき
明け方(夜明け前)の東西南北の軸は図のようになります。このとき西の空にみずがめ座、南におうし座が見えます。
地球が冬の位置にあるとき。
日没直後の東西南北の軸は図のようになります。このとき東の空におうし座、南の空にみずがめ座が見えます。
*東西南北の軸を図に書いて考えるようにしてください。
地球から見ると太陽は点球場の星座の間を西から東の方向に移動して見えます。このような太陽の通り道を黄道といいます。
黄道の12星座は星占いで馴染みがあると思います。その人が生まれた時に太陽が位置していた星座で占星術がまとめられました。
星の年周運動
同じ時刻に見える星座は1ヶ月に約30° 1日に約1°ずつ西から東に動くように見えます。
日周運動は1日での動き、年周運動は同じ時刻に異なる日で見た時の見え方の違いになります。混乱しないように注意しましょう。
北の空
1月1日の午後9時に1の位置で北空の星をを観測します。
1ヶ月に30°ずつ回転するので、
4の位置は3ヶ月の4月1日午後9時
7の位置は7月1日午後9時
10の位置は10月1日午後9時
南の空
2月15日の午後8時にウの位置にオリオン座を観測するとします。
アの位置は 12月15日の午後8時 イの位置は 1月15日の午後8時 エの位置は 3月15日の午後8時 オの位置は 4月15日の午後8時
に観測できます。
また1ヶ月後び3月15日 ウの位置にオリオン座を観測できる時間を考えると 星は1時間に15°ずつ日周運動しているので
エの位置 3月15日の午後8時の2時間前の午後6時と考えることが出来ます。
*練習問題でいろいろな計算問題に取り組んでみましょう。
→季節の変化(しばらくお待ちください)
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*問題は追加する予定です。