季節の変化と太陽の動き

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季節の変化に関する問題です。

季節の変化のしくみ、地球の位置と季節の変化について図を使って説明出来るように学習してください。

学習のポイント

季節の変化と太陽の動き

季節によって気温が変化するのは、太陽の南中高度と昼の長さに違いがでるからです。

下の天球で確認しましょう。

秋分と春分には太陽は真東から出て真西にしずみます。→図のB

夏至は南中高度がもっとも高くなります。→図のA

冬至は南中高度がもっとも低くなります。→図のC

昼の長さのちがい

秋分、春分では昼と夜の長さはともに12時間になります。

夏至は、太陽は東のやや北よりの位置から出て、西のやや北よりの位置にしずみます。昼の長さは夜の長さより長くなります。

冬至は、太陽は東のやや南よりの位置から出て、西のやや南よりの位置にしずみます。昼の長さは夜の長さより短くなります。

地球の位置と季節

地球の公転の向きは北極側から見た時反時計まわりになります。

北半球では北極が太陽の方向を向いているAが夏至になります。

A→B→C→Dと公転するのでBが秋分Cが冬至、Dが春分の位置になります。

地軸の傾きと南中高度の違いが分かるおすすめの動画

動画で見ると、太陽の当たり方の変化が分かりやすくなります。

季節による南中高度

南中高度の計算問題もよく出題されますので、しっかり学習しておきましょう。

*図を書いて説明出来るようにしてください。

春分、秋分の南中高度

春分、秋分では、南中高度は

90°ー緯度

北緯35°での南中高度は90°−35°=55°となります。

*下の図で説明しますが、自分で図を書いて説明出来るようにしましょう。

 

p地点(北緯35°)の南中高度を考えます。

太陽の南中高度は ∠SPQ=∠RPQ-∠RPS となります。

∠RPQ=90° ∠RPS=35°(平行線の同位角)となるので ∠SPQ=90°−35°=55°

 夏至の南中高度

夏至の南中高度は

90°ー(緯度)+23.4° 

夏至の日は地軸が23.4°春分の日より太陽の方に傾いています。

上の図より

南中高度=90°ー(35°(緯度)ー23.4°)=90°ー35°(緯度)+23.4°=78.4° となります。

冬至の南中高度

冬至の南中高度は

90°ー(緯度)-23.4° 

冬至の日は地軸が23.4°春分の日より太陽と反対側にに傾いています。

上の図より

南中高度=90°ー(35°(緯度)+23.4°)=90°ー35°(緯度)-23.4°=31.6° となります。

 

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画像をクリックするとPDFファイルをダウンロードできます。

*問題は追加する予定です。しばらくお待ちください。

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